港町神戸物語

神戸のタクシードライバー日記

大混乱な1日

本日の神戸は雨の影響で学校は休校、JRは快速・新快速が運休で普通電車のみ通常の8割程度運行、主要幹線道路下りは第二神明が通行止になったため市内は大渋滞でした。
私はタクシードライバーとして初めて1万円超えのお客様を10人以上お断りする羽目に、理由は西行き、つまり下りの国道や県道が大渋滞で通常なら目的地に到達するであろう時間の何倍もの時間を費やさないとたどり着けないからです。

画像は国道2号線塩屋の西辺り、国道の歩道を西へ向かう人々。
通常より早く終業し、帰路に着いたのでしょうが電車は動かない、タクシーは来ない、仕方なく歩いて家路を目指す方々です。
兵庫駅から垂水まで送り届けた後の画像ですが、何人もの方が明石方面無理ですか?と声をかけてきます。
私は下りはこの先渋滞していていつ動くかわかりません、歩いた方が絶対早いですと丁重にお断りしました。
しかし、その話を聞いていた男性が声を掛けてきました。
「大阪やったら言ってくれる?」
上りは全く渋滞していないので即ご乗車いただき阪神高速3号神戸線若宮から中之島西まで、あっという間に到着しました。
帰りは下りの超渋滞を目の当たりにしていたので5号湾岸線で神戸市内を目指すも渋滞に巻き込まれ、神戸市内に入る為に要した時間は約2時間、疲れました。


本日最後のお客様はいつもの某JR駅から妙法寺まで、タクシー乗り場にタクシーはなく、私がつけるとすぐにこちらに、しかし隣に白いカッパ姿の男性、背中に兵庫県警の文字。
ドアを閉め行き先をお聞きし、どうかされましたかとたずねると、駅の改札で方がぶつかったと因縁をつけられもめたそうで。
それを見ていた方が110番通報されたみたいで、やはり酔っていました。
30歳前後だと思われるこの男性、本日職場は15時で早期終業、帰りに一杯飲んだそうです。
そして最終電車に乗る寸前にトラブル、警察沙汰でタクシーで帰ることになったのでしょう。
私にとってアルコールは毒です。
このお客様にとってアルコールはどうなんだろう?
などと考えてしまいました。


しかし本日は本当にタフな1日でした。


本日も飲酒することなく終われそうです、感謝。